Dominoコンソール用OnTimeGC Admin サブコマンド各種
- OnTimeは1つのタスクとConfigデータベースを含む複数のデータベースで動作します。
- OnTimeが稼働するサーバーではOnTimeGCタスクを稼働させます。
- 複数のOnTimeサーバーで運用する場合はConfigデータベースは複製して運用します。
- その他のClientやLogデータベースは通常はサーバー毎にレプリカIDは別々に作成します。
- OnTimeGC Adminコマンドは通常深夜2時に1台のOnTimeGC Adminサーバーで実行されます。
- OnTimeGC Syncコマンドは各OnTimeが稼働するサーバーで常に実行されてます。
- 通常の運用の場合、OnTimeGCサーバーに対して何も操作する必要はございません。
- OnTimeGC 各コマンドについては→「Dominoコンソール用OnTimeGC Commandsについて」を参照下さい。
- OnTimeGC Adminのサブコマンドについては→「Dominoコンソール用OnTimeGC Admin サブコマンド各種」を参照下さい。
- OnTimeGC Adminの詳細内容については→「OnTimeGC Admin処理の詳細情報について」を参照下さい。OnTimeGC コマンドをプログラム文書にするには→「Dominoプログラム文書で”Tell…..”を発行する際の設定サンプルについて」を参照下さい。
下図のようにVer.4.2.2より、GlobalSetting文書でサブコマンドを起動時もしくは何曜日に実行するかを設定できるようになりました。
手動実行が必要な場合でもConfigデータベースのアクションからコマンドを実行させることも可能です。
以下の表ではプログラム文書などコンソールコマンドを利用する場合の為にOnTimeAdminコマンドの機能とコマンド名を一覧になっています。
適宜組織の環境に合わせてご利用下さいませ。
注)OnTimeはOnTime管理サーバーと同じサーバー上のアドレス帳(Domino Directory)を参照しますので、Domino管理サーバーでユーザーやグループの情報が更新されている場合は、必ず事前にレプリカ処理を行いアドレス帳やConfigDBの情報を更新しておいてください。
実行する内容 | コンソールコマンド | 起動時* | 毎日** | 毎時*** |
---|---|---|---|---|
Update users(ユーザー情報の更新) GlobalSetting文書の情報に基づき、アドレス帳(Domino Directory)からユーザー、会議室、リソースの情報を取得、同様にビジネスカード情報も取得してしてUser文書を更新します。またCalendar文書からUser文書に必要な情報(例えば会議出席可能時間のようなユーザーの同期処理でメールDBから所得する情報)を転送します。 |
tell ontimegc admin u | X | X | |
Fixup / cleanup(ConfigDBのFixup/Cleanup)OnTimeのバージョンアップ時などに要求されるConfigDBの内部構造のメンテナンスを実行します。 | tell ontimegc admin f | X | X | |
Static groups(静的グループの更新)静的グループの設定からグループ情報の更新処理をします。その際、ConfigDBに存在する既ユーザーで処理を行うため、先に「ユーザー情報の更新」を行う必要があります。 | tell ontimegc admin gs | X | X | |
Users groups(共有グループの更新)共有グループの設定からグループ情報の更新処理をします。その際、ConfigDBに存在する既ユーザーで処理を行うため、先に「ユーザー情報の更新」を行う必要があります。 | tell ontimegc admin gu | X | X | |
Dynamic groups(動的グループの更新)動的グループの設定からグループ情報の更新処理をします。その際、ConfigDBに存在する既ユーザーで処理を行うため、先に「ユーザー情報の更新」を行う必要があります。 | tell ontimegc admin gd | X | X | |
External groups(外部管理グループの更新)外部管理グループの設定からグループ情報の更新処理をします。その際、ConfigDBに存在する既ユーザーで処理を行うため、先に「ユーザー情報の更新」を行う必要があります。 | tell ontimegc admin ge | X | X | |
Directory (NAB) groups(ディレクトリグループの更新)アドレス帳(Domino Directory)グループの設定からグループ情報の更新処理をします。その際、ConfigDBに存在する既ユーザーで処理を行うため、先に「ユーザー情報の更新」を行う必要があります。 | tell ontimegc admin gn | X | X | |
Process ACLs(メールDBのACLの更新)同期した際に取得したメールDBのACLを読み込み、内容を整理した結果をそれぞれのユーザーごとにUsers文書に書き込みます。 | tell ontimegc admin a | X | X | |
Process roles(ロールの更新)Roles文書とその文書でアサインされたユーザーの役割(Role)を処理します。Roles文書を変更した際に設定を反映させるには必要です。 | tell ontimegc admin r | X | X | |
Rooms and resources(会議室予約DBの更新)同期した際に取得した会議室予約DB(リソースDB)のリソース文書の情報から対応する会議室やリソースの各Users文書を更新します。この処理では定員や所有者オプション等会議室予約DBの運用に必要な情報を更新します。 | tell ontimegc admin o | X | X | |
Process settings(セッティングの更新)DefaultSetting文書で設定した内容をアサインされたユーザーのUsers文書に反映します。DefaultSetting文書を変更した際に設定を反映させるには必要です。 | tell ontimegc admin s | X | X | |
Custom Fields(カスタムフィールド情報の更新)カスタムフィールドをユーザー別に制限している情報を処理します。CustomFields文書を変更した際に設定を反映させるには必要です。 | tell ontimegc admin c | X | ||
Process replica documents(複製情報の更新)OnTime Group Calendarのクラスタ機能で生成したメールDBのレプリカ情報を更新します。 | tell ontimegc admin e | X | X |
* OnTimeの管理サーバーで起動時に実行されます。
** 毎日午前2時に実行されます。
*** 毎時実行されます。
タスクの中断について
何かしらの問題が発生し、動作中のOnTime Adminコマンドの実行を停止させることが出来るようになりました。ドミノのコンソールから
Set Config OnTimeGCAdmin=Quit
を実行してください。
(この機能はOnTimeGCタスクの終了方法ではありません。OnTimeタスクの終了は従来通り tell OnTimeGC quit です。)