1台のOnTimeサーバー環境に2台目のOnTimeサーバーを追加する簡易手順書
既存のOnTimeサーバー(OnTime1とします)に2台目のOnTimeサーバー(OnTime2とします)を追加する手順を説明します。
ドミノディレクトリの事前準備
- ドミノディレクトリのOnTime2やモニターされるメールサーバーのサーバー文書の設定は新規サーバーと同じく設定しておきます。
詳細は「サーバー インストール・アップグレード マニュアル」を参照して下さい。 - OnTime1とOnTime2の間にコンスタントな複製が可能な接続文書を作成します。
複製対象はOnTimeGCConfigDBだけ結構です。1DBだけなので可能であれば1分など短いインターバルを設定してください。
詳細は「OnTimeの保存複製競合の回避方法について」を参照して下さい。
OnTime2でデータベースとテンプレートの準備
- OnTimeGCConfigDBをOnTime1からOnTime2に複製します。
- OnTimeGCClientDBとOnTimeGCLogDBのテンプレートをOnTime1と同じテンプレートフォルダにコピー作成します。
(レプリカの場合、サーバーIDで署名するので複製が行われサーバーと署名の不整合が発生します)
(コピー作成するのはテンプレートで、データベースではありません。) - OnTime2で2つのテンプレートをサーバーIDで署名しておきます。
OnTime1での切り替え作業
- OnTime1でConfigを開きます。
- OnTime1のServerSetting文書を開き、
Servers being monitaredからOnTime2に移動するメールサーバーを削除します。
OnTime GC Cluster NameにOnTimeクラスター名をここで命名して設定します。
(Dominoクラスターの必要はありません) - OnTime1のタスクをリスタートします。
- 念のためAdminを実行して管理するOnTimeを変更させます。
- OnTime1のConfigを閉じます。
- OnTime2にConfigを念のため複製します。
OnTime2での新規作成作業
- OnTime2でConfigを開きます。
- Add ServerアクションボタンからOnTime2のServerSetting文書を新規作成します。
Servers being monitaredにはOnTime1から移動させるメールサーバーを登録します。
OnTime GC Cluster Nameに先ほど命名したOnTimeクラスター名を設定します。 - その他のClientDBやLogDBも既存サーバーにあわせて設定します。
(新規サーバーの場合と同じくServletやWebSocket系の設定は後ほど行ってください。) - Save&Closeアクションボタンで文書を閉じます。
- 新規サーバーなので、ClientDBとLogDBを自動で作成してくれます。
- 以降は新規サーバーと同じくTask、ServletのインストールやClientDBのACLやロールの設定を行います。
OnTime1(管理サーバー上)で仕上げ作業
- OnTime1にOnTime2の情報が複製されていることを確認します。複製されていない場合は複製します。
- ServerSettingビューを開き、OnTime1(管理サーバー)を選択しAdminを実行。
- -複数のOnTimeサーバー間で複製を実行して下さい。-
- ServerSettingビューで全てのサーバーを選択しSyncを実行。
- -複数のOnTimeサーバー間で複製を実行して下さい。-
- ServerSettingビューを開き、OnTime1(管理サーバー)を選択しAdminを実行。
- -複数のOnTimeサーバー間で複製を実行して下さい。-