大規模ユーザーモード(Enterprise Scaling Mode)と設定について
Ver.3.6.0aでは大規模ユーザー向けに様々な施策を行いました。
画像を交えながらご説明いたします。尚、画像は全てクリックで拡大表示されます。
主に
1.OnTimeサーバータスクが保持するバッファサイズのチューニング。
2.サーバーとクライアント間通信のデータ圧縮効率化。
3.OnTimeノーツクライアントのデータ処理方法のチューニング。
4.OnTimeブラウザクライアント向けグループデータ処理方法のチューニング。
などです。
他にも下図のようにデータのプリロードを極力無くすことでレスポンス向上に努めています。
更に「大規模ユーザー(Enterprise Scaling)モード」を選択できるようになりました。
利用グループ毎に指定できるこのモードにすると以下の変更が行われます。
1.画面右上の検索枠の検索対象をユーザー情報に絞り、検索スピードを向上。
予定内容を検索対象から外しクライアントが保持するデータ量を減らす事でレスポンス向上を図りました。
2.ユーザー選択ダイアログでユーザーリストのプリロードをせず操作レスポンスを向上。
下図のように絞り込み検索結果だけをリスト化する事でクライアントが取得するデータ量を減らし、
ダイアログを開く際のもたつき感を無くす事とユーザーを絞り込みやすくする事の両方を実現しました。
設定は下図のように「Default Setting」文書で指定いたします。
故にユーザーグループ毎にモードを共存させる事が可能となります。
例えば、国内には「通常モード」、WAN越えの海外には「大規模ユーザーモード」という運用も可能です。
その他にもご質問がございましたらお気軽にshop@ontimesuite.jpまでお問い合わせください。