OnTime® Group Calendar for IBM SmartCloud Notes

4.管理者, OnTime API, Verse(SmartCloud Notes)

本資料は以下の「IBM Redbooks: Preparing your enterprise for IBM Connections Cloud」の内容を元に最新情報による加筆修正を含め日本語訳された内容です。この日本語訳に対するお問い合わせは全てOnTime Group Calendar Direct Shopに頂き、日本IBM様にはお問い合わせなさらないようくれぐれもご注意下さい。
Appendix B.2 Example SmartCloud Notes Integration option – OnTime Group Calendar
(http://www-10.lotus.com/ldd/bhwiki.nsf/xpDocViewer.xsp?lookupName=IBM+Redbooks%3A+Preparing+your+enterprise+for+IBM+Connections+Cloud#action=openDocument&res_title=Appendix_B.1.2_Example_SmartCloud_Notes_Integration_option_-_OnTime_Group_Calendar&content=pdcontent)
注意)リンク切れのため外しました

付録 B.2 SC Notesのインテグレーションオプションの例 – OnTime Group Calendar

こちらでご紹介するソリューションは、製品を開発したIBMビジネスパートナーによって現時点で実際に利用可能で且つサポートされています。このソリューションはIBMから直接サポートはされていません。もしあなたのSC Notes環境がこのIBMビジネスパートナーによって提供される統合製品の利便性を得られるか知りたい場合は、あなたのソフトウェアベンダーにお問い合わせ下さい。

注意:以下のプロダクト/ソリューションについて書かれた文章はIBMビジネスパートナーによって作成提供され、サポートされています。IBMはこれらのプロダクト/ソリューションを保守しません。

OnTime® Group Calendar for IBM SmartCloud Notes

OnTime® Group Calendarについて

OnTime® Group Calendarは1998年の最初のリリースから常にお客様のご要望をベースに設計と開発を行ってきました。OnTime® Group CalendarはIBM Notes/Dominoのアドオン市場で常に一番のグループカレンダーであり続けています。

OnTime® Group Calendarは以下の主要な機能で作られています。

  • スケジューリング:最短の手順で直近の空き時間を見つけることが出来ます。
  • 堅牢性の確保:常に強固なスケジュールデータ管理の下で動作します。
  • 時間調整機能:独立した空き時間検索機能を準備しています。
  • 利便性の進化:関連確認や即時応答の為に専門知識と有効性を確認出来ます。
  • 常に使用可能:社内・社外に関わらず、必要なときは常に利用可能であること。

OnTime® Group Calendarは、1990年代よりセキュア、スケーラブル、拡張性、先進的そしてソーシャル的で有り続けるよう進化し続けてきました。最新リリースではIBM Connectionsを本来のソーシャルグループカレンダーとして、またスマートフォンでもユーザーがいつでも利用できるようにサポートしてきました。OnTime® Group Calendarは、このようにどのようなプロダクトやプラットフォームでもご利用いただけることを約束してきました。そして今日では世界中で様々なお客様に直接または熱意あるパートナーによって販売されています。

利用者はOnTime® Group CalendarサーバーにIBM Notes、IBM Connections、各種ブラウザ、iPhone、Androidベースのスマートフォンから接続して利用できます。

  • IBM Notes フルスクリーン:一度に多人数の予定を一覧できるよう準備されたインターフェース。
  • IBM Notes サイドバー:IBM Notesのサイドバーにデザインされた一日表示インターフェース。
  • Webブラウザー:あなたのお好きなブラウザ用に準備されたインターフェース。
  • IBM Connections:IBM Connectionsのプロファイルとコミュニティに準備されたウィジェット。
  • スマートフォン:小画面で操作し易くデザインされたiPhoneやAndroid向けのインターフェース。

上記インターフェースだけでなく、OnTime® Group Calendarは自社で簡単にアプリケーションを開発し更なる利便性を得ることが出来るよう標準的なREST APIも提供しています。OnTime® Group CalendarのAPIを利用することでイントラネット、電話交換システム、CRM等と統合することは難しくありません。

OnTime® Group Calendarの動作環境について

OnTime® Group CalendarはメールDBのカレンダーをモニターし、より効率よい形式でOnTimeのConfigDBに情報を集約することで動作します。この形式を使用することで数万ユーザーのカレンダー情報を、例え大規模な環境であろうと適切なアクセス制御を維持し且つ高速度アクセスを実現しながら、とても小さいストレージサイズで運用できます。さらにユーザーのスケジュールだけでなく、会議室とリソースのスケジュールもサポートしています。

OnTime® Group Calendarは設定されたユーザーのカレンダーデータをリアルタイムにモニターしOnTimeDBのデータを更新します。OnTimeクライアントはOnTimeサーバーとREST APIを利用してユーザーの操作に応じて問い合わせます。APIはクライアント要求に対し、バックエンドのデータ構造の機密性を維持した上で、権限に基づくセキュリティとプライバシーも確保した上で、データの提供を行います。OnTime® Group Calendarは様々な要求に対して対応出来る高いセキュリティ基盤の上に開発されています。セキュリティはIBM Notesのアクセス制御(ACL)かOnTimeのロール(Roles)かそれら両方を組み合わせて設定しユーザーのアクセス権限を制御出来ます。

OnTime® Group CalendarのIBM ConnectionsCloudの利用について

企業の情報技術基盤の殆どが将来的にクラウドに移行することにあまり疑う余地はありません。なので、OnTime® Group Calendarがあなたの現在のオンプレミスIBM Domino環境からクラウドへの移行方法を提供することも、全ての機能をIBM SmartCloud Notesで利用できることもとても重要なことです。あなたは情報技術基盤の一部としてOnTime® Group Calendarを利用しながら、自社のメールとカレンダー機能を部分的もしくは全面的にクラウドに移行できます。

OnTime® Group Calendar の現行バージョンでは、オンプレミスとIBM SmartCloud Notesの両カレンダーをモニターすることが基本ライセンスに含まれています。もう、 IBM Notes、IBM iNotes、オンプレミス、IBM SmartCloud Notes、IBM Verseの選択を悩む必要はございません。それらはあなたのお好みのインターフェースをご利用いただき、必要に応じてIBM Notes、ブラウザ、スマートフォン等で同時にご利用頂けます。これらは、IBM ConnectionsCloud及びOnTime® Group CalendarのAPIの柔軟性によるものです。更なる利点として、あなたが自社のカスタムアプリケーションにスケジュール機能を統合する際に、オンプレミスとIBM ConnectionsCloudの間のギャップを橋渡しする形でOnTime® Group Calendarを活用することで何の心配も無くご開発頂けます。

IBM ConnectionsCloudで運用する場合の要求事項について

実際、OnTime® Group Calendarはサーバー上で動作するコンポーネントを必要としIBM Dominoのアプリケーション環境に最適化されていますので、IBM SmartCloud Notes環境でOnTimeを使用する場合はハイブリッド環境を必要とします。ハイブリッド環境とはオンプレミスのメールユーザーとクラウド上のメールユーザーを共存する場合の設定です。ハイブリッド環境では、オンプレミスに少なくとも2台のDominoサーバー(ディレクトリとパススルー)を必要とし、更にOnTime® Group Calendarを別のサーバーかディレクトリサーバーにインストールする必要があります。

その他に、クラウド上のメールDBに対して以下の2つをIBMに依頼してください。

  1. カスタムテンプレートの契約をしている場合はOnTimeの設計要素の追加。
  2. メールのACLにOnTimeサーバーを含むグループを編集者として追加。

補足)カスタムテンプレートの契約をしていない場合はOnTimeのConfigDBでSmartCloud Notes用の設定を行うことで利用が可能です。

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