OnTimeタスクの異常終了の検知方法について
OnTimeはドミノディレクトリ、メールDBやリソース管理DBからの情報吸い上げ同期の為にOnTimeGCタスクが常にモニターしています。
例えば下図のように、1台のOnTimeサーバー(axwdsrvt)が2台のメールサーバー(axwdsrvtとaxwdsrvst)をそれぞれ3スレッドでモニターしている場合は、、、
ドミノのログやコンソールでは他のタスクと同様に常時以下のようにタスクが稼働しています。
しかし、何かしらの理由でそのタスクが止まってしまった場合、「予定は作成出来るが、作成した予定がOnTimeに表示されない。」という事態も発生します。
これはOnTimeのプログラムが予定は作成出来ても、OnTimeGCタスクが止まっているので作成先のメールDB等と吸い上げ同期が取れないからです。
以下にDominoの機能を利用してタスクが異常終了した場合の検知方法のサンプルをご紹介します。
ぜひご参考にして頂き、適宜、組織にあった形でご活用下さいませ。
またご紹介する方法はDominoの機能であってOnTimeの機能ではございません。
お問い合わせについてはお付き合いのあるIBM Notes/Dominoのサポート窓口にお願いいたします。
Dominoのイベントモニターに登録して、OnTimeGCタスクが終了した際に管理者にメール通知する設定の手順
1.イベントモニターDBを開きます。
下図のように通常はevents4.nsfというファイルです。
2.新規イベントハンドラ文書を作成する。
「イベントハンドラ/サーバー」ビューに切り替えて「新規イベントハンドラ」アクションボタンから新規文書を開きます。
3.基本タブを設定します。
OnTimeGCが稼働するサーバーを指定します。通常はOnTimeGC Config DBが存在するサーバーです。
トリガーは「検索条件に合ったイベント」を指定します。
4.イベントタブを設定します。
下図のように、一番下の「指定した文字列を含むエラーメッセージ」に「OnTimeGC: Terminated」を指定します。
ドミノが動作している限りOnTimeGCタスクが終了する場合はこのメッセージを記録します。
5.アクションタブを設定します。
適宜ご希望の通知方法を選択します。
下図のサンプルではメールにて指定の管理者にメール通知をしています。
以上です。