リリースノート(Ver.11.1.1)
OnTime for Domino Ver.10 以上では、HCL Digital solutions との提携によるフリーミアム版も包含されてリリースされます。フリーミアム版については、https://ontimesuite.jp/fordomino/domino-freemium/ で詳しく説明されています。
最新アップデートへようこそ。このリリースでは、いくつかの改善、バグ修正、潜在的なセキュリティ脆弱性に対処しました。リリースノートでは主要な変更点を抜粋してご紹介していますが、すべてのアップデートが詳細に説明されているわけではありません。今回のリリースではパフォーマンスとユーザーエクスペリエンスを向上させ、データの安全性を確保するための私たちの継続的な取り組みを反映させました。重要な変更点が多数ありますのでリリースノートをお読みいただきバージョンアップをご準備ください。
新機能について
■OnTime Desktop クライアント
- 日付を表示して移動できるだけでなく、OnTimeモバイルのように実際の予定状況もふくめて表示できる日付ピッカーを実装しました。
- タイムスロットまたはカスタムに基づく空き時間がない場合の日程予約の警告が追加されました。
- (英語版のみ)「Out of Office」という不在申請機能は、「Time Off」に名前が変更されました。「Out of Office」という用語は、不在通知機能と混乱を引き起こすことがあるため名前を変更しました。さらに、不在申請を作成する際にタイムゾーンのサポートを追加するなど、重要な改善を行いました。さらに、リクエスターと承認者のためのすべてのメッセージを書き直し、プロセスを効率化するための詳細な情報を含めました。
日本注)翻訳時に従来の不在通知と混乱を避けるため不在申請と意訳を行っていました。 - 日程予約が拒否された場合、予約された打ち合わせに関する詳細情報が追加されました。
- 不在申請では、申請者が申請を送信する前に「承認者向けメッセージ」を追加できます。
- 日程予約のリンクページの構成と文言を改善させました。 また「継続」をデフォルトに設定しました。
- 日程予約のタイプには、リンクで選択可能なタイプを選択するときに説明の前半が含まれるようになりました。
- 日程予約では、ユーザーは以下の項目についてデフォルトを設定できるようになりました:空き時間、予約可能時間、イベント前バッファ、イベント後バッファ、最も近いスナップ、受信したリクエストの処理、受け入れ等。
- 日程予約では、ミーティングに共同ホストを追加できるようになりました。 1つ以上の共同ホストをミーティングリンクに追加すると、利用可能な時間スロットはすべてのホストの組み合わせた予約可能時間に基づいています。 この機能は、顧客がクライアントチームと会議を予約できるようにしたい場合など、特に便利です。
- 日程予約では、利用可能時間の設定を保存できるオプションを準備しました。
- チームカレンダーからの招待状況は、通常のOnTimeユーザーからのイベントと同じようには表示されません。
- 予定編集画面に新しく「メッセージ送信」アクションが追加されました。 会議参加者にメッセージを送信することができます。
■OnTime Mobile クライアント
- マジックリンク認証(メールによるワンタイム認証)でPINコードが必要になりました。ログイン用マジックリンクのメール文面に付与してユーザーに送信されます。
- Mobileクライアントから会議招待の了承/辞退が可能になりました。
■OnTime Config
-
- MS Exchangeユーザー向けにOAuthを使用したClient Credential認証フローのサポートが追加されました。
- ロール名を変更した後、ビュー上で砂時計アイコン表示され更新が必要であることを示します。
- Web設定で、「マジックリンク認証(メールによるワンタイム認証)送信元アドレス」が追加されました。これにより、それぞれの組織はログイン用のメール送信元アドレスを定義して、組織にセキュリティに合わせることができます。
- 物理的なOnTimeサーバーのURLを指定できます。マルチサーバー設定の場合、Server URLは「https://tok001.example.com」、Links URLは「https://ontime.example.com」という設定が可能です。
- ServerSettingで各関連DBすべてのファイルパスが表示されます。導入された環境がすべてのアドオンにライセンスされているかどうかにかかわらずすべてのデータベースが作成されます。これにより追加のアドオンを維持および追加することが大幅に容易になります。
- ログレベルが「Info Only」に設定されている場合、OnTimeログデータベースに記録されるイベント数が減少させました。
■OnTime インストーラー
-
- インストーラーデータベースを使用してインストールする場合、すべてのアドオンのライセンスを購入しているかどうかにかかわらずすべてのデータベースが作成されます。これにより、追加のアドオンを維持および追加することが大幅に容易になります。
- インストーラーデータベースを使用してアップグレードする場合、以前作成されていない、または削除されたすべてのデータベースが作成されます。これにより、追加のアドオンを維持および追加することが大幅に容易になります。
- インストーラーデータベースを使用してアップグレードする場合、Configデータベース内のExchange文書でExchange環境が構成されている場合はExchangeサーブレットがアップグレードされます。
■OnTime Main サーブレット
-
- まだ送信や保存されていない予定の本文にファイルやインライン画像を添付するときに失敗するのを防ぐために、OnTime Temp Dir(.apitemp)のクリーンアップを実装しました。
- GlobalSettingの写真のソースの設定が「URL」の場合、URLフィールドにスペースが含まれていても有効になりました。
- メールファイル内の不在申請の再作成は、現在の時間だけでなく、完全な同期期間と一致するようになりました。
■OnTime Exchange サーブレット
-
- MS Exchangeユーザー向けにOAuthを使用したClient Credential認証フローのサポートが追加されました。
- 日程調整のプレースホルダーエントリは、Exchangeユーザーにも作成されるようになりました。以前はDominoユーザーにのみ作成されていました。
- OnTimeユーザーがDominoからExchangeに移行された場合も会議出席可能時間も移行されるようになりました。
各種修正について
以下の明示的な不具合修正だけでなく、幾つかの安定性のための不具合修正や細かな不具合修正も行っております。
■OnTime Desktop クライアント
- リストビューでに切り替えた際、選択/非選択された凡例に応じて画面が更新されない不具合を修正しました。
- 会議招待の受信者がDominoメールユーザーである場合、Zoomミーティングの参加URLが誤ってホスト用URLを送信していた問題を修正しました。
- グループ内のすべてのメンバーを印刷するときに発生する可能性がある不具合を修正しました。
- HCL Connectionsのコミュニティアイコンが左サイドメニューから消えていた不具合を修正しました。
- ハイブリッド構成のMicrosoft Exchangeユーザーでは「iNotesで開く」を削除しました。
- 日程予約では、オンラインミーティングプロバイダーが設定されていなくてもオンラインミーティングを追加することができます。 その際にOnTimeが推奨される「https」ではなく「http」リンクから開かれた場合、日程予約リンクの作成に失敗する不具合を修正しました。