リリースノート(Ver.11.0.9)
OnTime for Domino Ver.10 以上では、HCL Digital solutions との提携によるフリーミアム版も包含されてリリースされます。フリーミアム版については、https://ontimesuite.jp/fordomino/domino-freemium/ で詳しく説明されています。
新機能について
重要:
バージョン11.0.9は、OnTime Group Calendarのバージョン11.0.6a、11.0.7、11.0.8、11.0.8aで導入された一連のセキュリティ強化の最終形です。OnTimeは引き続きセキュリティ関連の懸念事項への対応に尽力してまいります。OnTimeをご利用のお客様には、最適なセキュリティのために11.0.9へのアップグレードをお願いいたします。
■OnTime Config
- トークンのタイムアウト方式の新しいオプションを実装しました。従来から、ServerSetting文書で “OnTime Token Timeout “を定義することができました。但し、従来の方式はトークンが更新されないときに期限切れになる期間でした。トークンは、ユーザーがサーバーからOnTimeのデータを更新するたびに自動的に更新されました。その結果、指定された期間内に更新すればトークンは永遠にできました。この方法を”Rolling(Automatically refresh when used)”と呼ぶことにしました。
本バージョンでは、新たに”Hard(Expire after given time)”と呼ばれる新しい方法を選択できるようになりました。この方法では指定した期間が過ぎると認証情報を使って再度ログインしなければならない期間として定義できるようになりました。- Rolling(Automatically refresh when used)
ユーザーが指定した期間のあいだに操作をしなかった場合に期限切れになり再認証を必要とする方式 - Hard(Expire after given time)
ユーザーの操作に関係なく、指定した期間がくれば期限切れになり再認証を必要とする方式
- Rolling(Automatically refresh when used)
- メールによるワンタイム認証方式では、ServerSetting文書で “メールログインの送信者アドレス “を定義できるようになりました。OnTime Group Calendar “とは異なるアドレスを使用することで、一般的なメールではなく、より信頼性の高いメールとして送信することができます。
- 設定DBのACLで”OnTime Users”(個別に指定している組織では一般ユーザー向け)のアクセス権をより厳しく設定しても動作するように修正しています。従来のままでも動作いたしますが、より厳しく制限する場合は以下の作業を手動で行ってください。
設定DBのACLでOnTimeクライアント向けの一般ユーザー(通常は”OnTime Users”)の権限を下図のようにアクセス権を「読者」から変更してください。
各種修正について
以下の明示的な不具合修正だけでなく、幾つかの安定性のための不具合修正や細かな不具合修正も行っております。
■OnTime Desktop クライアント
- 検索中にインターフェイスが停止し、再読み込みを余儀なくされることがあった不具合を修正しました。