リリースノート(Ver.11.2.0)
新規リリースでは、最新機能の実装だけでなく機能改善、バグ修正、潜在的なセキュリティ脆弱性に対処しています。本リリースノートでは主要な変更点を抜粋してご紹介していますが、すべてのアップデートが詳細に説明されているわけではありません。重要な変更点は多数ありますのでバージョンアップを実施ください。
新機能について
■OnTime Desktop クライアント
2025年施行の欧州アクセシビリティ法(European Accessibility Act -EAA-)への適合への一歩: 本バージョンは2025年施行の欧州アクセシビリティ法(European Accessibility Act -EAA-)にいち早く対応したOnTime製品の最初のバージョンとなり、アクセシビリティ機能に焦点を当てています。2025年6月までの完全な適合に向けてさらなる改善を進めます。
- UIの刷新: デスクトップインターフェースが全面的に改善され、ほとんどのフロントエンドコンポーネントが洗練された直感的なユーザーエクスペリエンスを提供します。
- キーボードナビゲーションの強化: ショートカットライブラリとスクリーンリーダーの互換性が向上し、効率と生産性が向上します。
- グループパネルの機能拡張: “マイグループ”で検索機能とグループに別名を割り当てるオプションが追加され、グループ管理の柔軟性が向上します。別名にはバックスラッシュを利用することで階層表示にも対応しています。
- デフォルト設定の変更: “自分自身を1行目に表示”は選択できなくなりました。
- 「日程予約」の改善:
- 週末のミーティングを避けるために平日のみリピートする新しいリピートパターンが追加されました。
- リンクをすべてのユーザーに対して「無制限に使用」オプションを無効にできるようになりました。
- 「名前」フィールドが追加されました。この名前は、さまざまな 日程予約 リンクを管理するために使用される内部名です。
- Content Security Policy (CSP)の実装: OnTimeページにHTMLヘッダーメタを追加してセキュリティを強化しました。
■OnTime Mobile クライアント
- Content Security Policy (CSP)の実装: OnTimeページにHTMLヘッダーメタを追加してセキュリティを強化しました。
■OnTime ケータリング オプション
- Content Security Policy (CSP)の実装: OnTimeページにHTMLヘッダーメタを追加してセキュリティを強化しました。
■OnTime Config
- 日程調整と日程予約のバックグラウンド メールのメール プリンシパル (送信元) を選択するオプションを追加しました。
■OnTime Main サーブレット
- 日程調整と日程予約のバックグラウンド メールのメール プリンシパル (送信元) を選択するオプションを追加しました。
■OnTime Exchange サーブレット
- Exchange のアクセス許可を読み取るオプションが追加されました。このオプションはオンまたはオフにできます。
- Content-Length を含むように HTTP 結果ヘッダーを修正しました (更に gzip をサポートしました)。
注)欧州アクセシビリティ法(European Accessibility Act -EAA-)とは
「製品及びサービスのアクセシビリティ要件に関する2019年4月17日の欧州議会及びEU理事会指令(EU)2019/882」と訳されています。2025年施行の障害者や高齢者などの特定の利用者にもアクセスを容易にするようEUが公布した法令(正確にはEU指令)。https://ec.europa.eu/social/main.jsp?catId=1202
各種修正について
以下の明示的な不具合修正だけでなく、幾つかの安定性のための不具合修正や細かな不具合修正も行っております。
■OnTime Desktop クライアント
- オンラインミーティング(Zoom、Teams、Sametime)の繰り返しミーティングが繰り返し行に表示されない不具合を修正しました。
- OnTimeでイベントのアラーム設定を変更しても、Notesのイベント側で更新されない不具合を修正しました。アラームを初めて作成する際には問題ありませんでした。
- リストビューでキーボードを使用して日付間隔を変更できない不具合を修正しました。
■OnTime Config
- リソースの名前形式でCustom 1、2、3が選択できない不具合を修正しましだ。
- ExternalサーバードキュメントでLogin Methodが欠落していた問題を修正しました。
■OnTime Adminプロセス
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チームカレンダーのACL情報が正しく読み取られていなかった不具合を修正しました(チームカレンダーは以前はルーム/リソースのように扱われていました)。