OnTimeを利用するユーザーの変更やユーザー数がライセンス数を超えた時の振る舞いについて
OnTimeのライセンス数の数え方は以下のリンクに記載の通りメールDBについては同期するメールDB数、会議室とリソースについてはリソース文書数となります。
→「ライセンスの数え方とメンテナンスの考え方について」
ご購入されたライセンス数がドミノディレクトリの登録ユーザーより少ない場合や、意図的にご利用になるユーザー・会議室・リソースを制限したい場合は以下のようにOnTime上でコントロールされます。
■OnTimeを利用出来るユーザーの設定
下図のようにGlobalSetting文書で利用出来るユーザー・会議室・リソースをコントロール出来ます。
「Members」フィールドには初期値として「*」が指定されていますが、ドミノディレクトリよりご利用になるグループやメンバーを複数値で指定出来ます。
また同行右側の「Excluded」には「Members」から除外したいグループやメンバーを指定することも可能です。
■利用するユーザー数がライセンス数を超えた場合のOnTimeサーバーの振る舞いについて
利用可能ユーザー(メールDBやリソース)の更新及びライセンス数のカウントはOnTime Adminコマンド(通常毎夜2時に実行)で更新されます。もしユーザー数がライセンス数を超えた場合、OnTimeタスクがシャットダウンしメールDBやドミノディレクトリとの同期がストップします。それ故エンドユーザーはクライアントを起動することは可能ですが最新情報が表示されているわけではございません。速やかに利用するユーザー数を調整しOnTimeタスクを再実行して頂ければ通常通りご利用頂けます。
また、ご利用になるユーザー数がライセンス数を超えないように事前に通知を必要とする場合は、同じく下図のようにGlobalSetting文書で設定が可能です。「Send out of License info to」に通知する管理者のノーツメールアドレスと未使用ライセンス残数を指定して下さい。
■利用可能ユーザー(メールDBやリソース)がOnTime Adminコマンドで変更された場合の振る舞いについて
前述の通り利用可能ユーザー(メールDBやリソース)の更新はOnTime Adminコマンド(通常毎夜2時に実行)で更新されます。コマンドの実行により以下のような処理がOnTime内で実行されます。
- 新たに追加されたユーザー情報やリソース情報をドミノディレクトリから取り込みます。別途実行されるOnTime SyncコマンドにてメールDBや会議室予約DBとも同期されます。
- 対象から外れるユーザーやリソースはOnTime設定DB上で削除フラグが立ち、同期もされずOnTime上で表示もされなくなります。
もちろんクライアントやAPIでの利用も出来なくなります。 - 以降、以下のリンクのような各種サブコマンドが実行されユーザー情報・表示グループ情報・ロール情報等が適宜アップデートされます。
→「OnTimeGC Admin処理の詳細情報について」
■利用出来なくなったユーザーがクライアントを起動した場合の動作について
下図のような画面が開きクライアントを正常起動出来なくなります。下図画面は各製品バージョンやユーザー環境によって変化する場合がございますのでご注意下さい。